ハッピーワラビー

work-life-balance(ワラビー)の発想で、モノ・カネに執着しないsmartなlifestyleを考える30代男のブログ。

楽しいけど辛い子育て

息子(1歳2か月)について最近周囲からよく言われる言葉がこの2つ。

  ①1歳なんてあっという間だね。

  ②今が一番可愛い時期だよね。

 

おそらく悪気はないのだろうけど、どうも気分が良くない言葉たち。

  ①心の声:毎日朝から晩まで濃密過ぎて、あっという間なんて思ったこともない

  ②心の声:今が最大であとは下がる一方なの?寂しいじゃないか…。

 

先のことは分からないけど、嫁さんも僕も今は肉体的にも精神的にもいっぱいいっぱいの毎日です。先日嫁さんと話していたら、急に嫁さんは泣き出しました。僕も余裕がないから些細な言葉にも反発してしまうのかもしれない。

我が家は実家が遠方のため両親の援助が得られません。子供を2時間くらいでも預けられる人がいればいいのにと思うことは多々あります。(自治体のサービス等があるのは知っています)子供の生活と同じくらい、親の生活も大事だなとつくづく思うようになりました。

 

楽しいけど辛い。子育てはこのジレンマとの戦いなのかなと思いました。

じぶんのじかん

30代になってから、勉強して自分の能力を磨きたいという欲が高まっている。

このままじゃマズイという危機感と、自分はまだ高みを目指せるのではという期待感と、そんな努力をしている自分が好きだという陶酔感が自分を動かしているのだと思う。

ただ、子供の生活サイクルに合わせながら、勉強するのは難しい。
なぜなら、細切れの時間しか確保できないからだ。

私の場合、仕事を終わらせ帰宅しごはんを食べた後、寝るまでの時間はほとんど子供を抱っこしたり危ないことをしないか見守ったりしている。寝るのはだいたい21時頃だが、1~2時間おきに子供が泣くため、数時間まとまって寝ることは難しい。朝は4時過ぎくらいに起床する。朝は昔はやりたいことができる時間だったが、今は子供をあやしながらであるため、15分~30分くらいのインターバルでトータル1時間程度になってしまい、集中して勉強するのが困難になっている。

自分は欲張り過ぎなのかなとも思う。
これ以上を求めず、今があることに感謝し、何かを取捨選択する時期なのか。
いやいや、まだそんな悟りをする時ではないような気もする。

もっと時間を捻出しようとすると、効率化にはしる。
仕事の場面で効率化、家庭のことも効率化。
効率、効率、効率・・・。
こんなに何でも効率化して、自分は何がしたいのだろう。

そうだ、勉強する時間を確保するためだったな。
自分の能力を高めるためであり、家族と幸せに暮らすためだ。

あぁ、じぶんのじかんが欲しい。

「1LDKで3人暮らし」という憧れ

まだまだ先の話ですが、異動があった際の新居を考えるのが最近の楽しみです。現時点で辞令は出ていませんが、来春が濃厚かなと思っています。

3人暮らし(夫婦+0歳児)の今のマンションは、60m2以上の2LDKで部屋数も多く面積も広いです。しかし、悩みとして掃除が大変だったり、子供がすぐに親の視界から消えて心配だったり、モノが少ない我が家の生活では使用されない部屋があったりと、生活実態に合っていないと感じています。そして、一番の悩みは冬の光熱費が高くつくことです(月額で20,000円超!)。

そこで、1LDKでsmartな3人暮らしをしたいと思うようになりました。

1LDKの物件というと、独り暮らしや新婚カップルが住むようなイメージですが、広さをある程度(個人的には45m2以上)確保すれば、3人でも生活できると見立てています。2LDKから1LDKにすると若干家賃も下がるので、その分立地条件や設備条件の良い物件を選ぶことにお金を使えるようになります。

1LDKで3人暮らしする際の一番の課題は、モノを置くスペースが限られることだと思います。よって、所有するモノが少ないことが絶対条件となります。そのため、私は休日はリサイクルショップや不用品回収にどんどんモノを出して、引っ越すかも分からないのに無駄に片付けをしています(笑)

来春に期待!最後までお読みくださりありがとうございます。

「仕事」と「家庭」という2軸に、体重移動しながら前進する。

年度末ということもあり、職場で業績評価の面談があった。結論からいうと、育休によって業績評価が下がった。職場は相対評価のため、4か月休業した自分と休業しなかった人が同じ評価はつけられないというのが理由だ。

あらかじめ予想はできた結果だったが、評価が下がったことに対して残念で悔しい気持ちになったというのが本音である。いくら職場や社会が育休取得を推奨していても、業績評価は別モノなんだということが身に染みた。

私は自己評価もするが、他人の評価も同じくらい気にしまう性格である。もし、評価の軸が仕事しかなかったら、相当落ち込んで後悔していただろう。だから、仕事だけに軸足をおくのではなく、仕事と家庭の2軸で考えることにした。

仕事における評価は育休によって下がったが、家庭における評価は上位の評価に値するだろう。もし育休を取らなかったら、仕事の評価は上がったかもしれないが、家庭における評価は下がるだろう。

複数の軸足をもつことは、不確実性の高い人生において、リスクマネジメントでありしなやかな強さをもつ考え方である。時間は1日24時間で有限であり、両方の軸に同じだけ力をかけることはできない。仮にできたとしても、それが長期間になればどこかで無理がかかって共倒れしてしまうかもしれない。

仕事も家庭も「両立するために全力で取り組む!」という暑苦しいものよりも、「仕事と家庭の2軸に体重移動しながら前進していく」という発想が私は好きです。

育児に関することはすべて父親もできるし、家事と育児だけすることはラクではない。

もうすぐ4か月間取得した育児休業が終わります。

濃密な時間であったため、4か月前に何をしていたかすぐに思い出せないくらいです。

 

育休を取得して良かったことが2つありました。

一つは、「育児に関することはすべて自分(父親)もできる」という自信がついたことです。妊娠・出産は母親にしかできないかもしれませんが、育児については父親ができること果たす責任は想像以上に大きいです。

もう一つは、「(仕事をせずに)家にこもって家事と育児だけすることはラクではない」ということを理解したことです。外出機会が減ることによる社会的な疎外感が、家事や育児そのものよりも辛かったです。

 

私の職場で、男性の育休取得者は年1~2名(2%)くらいです。男性全員が育休を取るべきとまでは言いませんが、産まれてからの最低でも1か月、できれば数カ月くらいは、母親とともに父親が責任をもって育児をする人が増えてほしいなと思います。

2016年は「仏教」ブームがくる!?

2年前くらいから常に家の本棚に置いている一冊です。

スモール イズ ビューティフル (講談社学術文庫)

スモール イズ ビューティフル (講談社学術文庫)

 

全体の内容としては、経済学というよりも哲学や宗教について論じている印象を持っています。その中で興味を引いたのは「仏教経済学」についてです。

本書の中で、現代経済学においては多く消費する人が消費の少ない人よりも豊かであるとしていますが、仏教経済学においては最小限の消費で最大限の幸福を得ることを良しとしています。

自分や社会に今必要なモノは何かを見極める力が、人生の幸福や豊かさを得る知恵となります。子供が産まれて長期的な視点で人生を考えるようになってから、目先の仕事や課題よりもその先に何を目指して生きていくのかを考えるようになりました。仏教をはじめとする宗教の考え方は、長い歴史の中で幾度もアップデートされ続けて現代に伝承されてきた教えであり、私一人の人生には有り余る知恵を教えてくれます。

昨今、断捨離やミニマリストといったモノを減らしたり持たない生き方が流行っています。断捨離もミニマリストも、仏教経済学に近い考え方ではないかと感じています。そのことから、私は日本で「仏教」ブームがくるのではと予想しています(笑)

最後までお読みくださりありがとうございます。

おかげさまを感じる時間

育児をしていて改めて思うことは、赤ちゃんは周囲の助けなしには生きていけないということです。お腹が空いても泣くだけで自分から母乳を吸いに行くこともできず、寒くても温かい服装に着替える事もできません。常に誰かのサポートが必要です。

しかし、それは赤ちゃんに限ったことではなく、じつは子供も大人も同じです。大人は自分の力で生きていると思いがちですが、決してそんなことはありません。

育休がとれたのは、自分の代わりに業務を引き受けてくれる同僚がいるおかげです。家に引きこもっていても社会からの隔絶を感じないのは、家族が様々な仕送りをくれたり、友人が遊びに来てくれたりするおかげです。そして、わが子を抱くことができるのは、素晴らしい妻がいるおかげです。

自分が誰かに助けてもらっていると、逆に自分は周囲にどういうサポートができるかと考えます。家族や友達、職場の同僚が今何をしているのか、どういう気持ちでいるのか、今まで以上に想いを馳せるようになりました。

引用元は忘れてしまいましたが、「人は一人では生きていけないことを知っているから、一人になって相手のことを考える時間が欲しいものだ。」というニュアンスの言葉があります。そんな時間をもつことができて、自分はラッキーだなと思います。

おかげさまを感じる時間をもつ。とても豊かな生き方だと思います。

最後までお読みくださりありがとうございます。