ハッピーワラビー

work-life-balance(ワラビー)の発想で、モノ・カネに執着しないsmartなlifestyleを考える30代男のブログ。

【賢者は幸福ではなく信頼を選ぶ。/村上 龍】幸せは瞬間的、信頼は長期的。

おはようございます。

一昨日の土曜日は、半年ぶりに仕事で東京出張でした。

名古屋から東京は新幹線で約1時間30分。

駅の売店で気になっていた本を購入して、

新幹線に乗り込みました。

平日は車移動で本を読むことはできないので、

割とこういう交通機関の移動時間は嫌いではない。

【賢者は幸福ではなく信頼を選ぶ。 / 村上 龍】

賢者は幸福ではなく信頼を選ぶ。 [単行本] / 村上 龍 (著); ベストセラーズ (刊)

17のタイトルと、特別書きおろしのものが1つ含む、

村上龍さんのエッセイ集です。

雑誌「Men's JOKER」に2012年~2013年に連載していたものだそうで、

20代~30代前半くらいの若者をテーマにした話が多いです。

以前よりブログで書いております“smart”なライフスタイル

を目指して日々生活している私ですが、

同時に“幸せとは”という事もよく考えるテーマです。

幸福は、瞬間的に意識することができるが、

信頼を築くためには面倒で、長期にわたる

コミュニケーションがなければならない。

(特別エッセイより引用)

村上龍さんは、本の最後で今の日本に失われているものは、

“幸福”ではなく“信頼”であると結ばれています。

日本と対外の国々の話題をもとに論が展開されていましたが、

個人レベルでも同じことがいえると思います。

私たちは、悩みの根源の多くが人間関係に起因していることを

経験として感じているかと思います。

幸せの根源の多くも、良好な人間関係や信頼関係が、

少なからず影響を及ぼしているでしょう。

幸せを感じられる信頼を得るためには、

上辺ではなく深い信頼を得るためには、

“手を伸ばせば触れることができる距離の人々”

との関係を大切にすることが、

1つの方法ではないかと思います。

私は以前より地元回帰について想いを巡らせていましたが、

なぜ地元に帰りたいのかという根本を考えました。

もしかすると信頼を築けるのは、

パッと顔を浮かべることができる地元の人たち

だと思っているからかもしれません。

つまり、手を伸ばせば触れられる地元の人々に対して、

信頼と幸せを求めているのではないかと思います。

少しだけ悲しいのは、

4年住んでいる今の土地では信頼を築くことができていない、

という皮肉を地元回帰の裏返しで感じずにはいられないことです。

幸せは瞬間的だけど、信頼は長期的なものだから。

最後までお読み頂きありがとうございます。