ハッピーワラビー

work-life-balance(ワラビー)の発想で、モノ・カネに執着しないsmartなlifestyleを考える30代男のブログ。

育休を取ることは大したことじゃない。

子供が産まれて、育休に入って2か月超が経ちました。改めて思うことは、育休を取って良かったということです。なぜなら、育休の期間は夫から父親になる準備期間にできるからです。
 
ただ、育休に入った当初の考えと違うことは、育休を取ること自体は大したことではないと思えたことです。なぜなら、当たり前ですが育休を取っただけでは父親になれないからです。母親と協力し合って、悪戦苦闘しながら子供と向き合うことが、父親になるために大切だと思うのです。
 
育児をしていると、時にはあやしてもミルクを与えてもオムツを替えても、泣き止まないことに苛つくこともあります。子供とは自分の思い通りにならない存在であり、思い通りならない存在を受け入れることが子育てなのかなと思っています。そして、思い通りにならない存在を受け入れることは、人としての器を大きくすることだと思います。
そんな私自身、子供を全部受け入れられているわけでもなく、まだまだ父親としては未熟だなぁと毎日痛感しています。
 
2016年、気持ちを新たに子育ても含めた人生を楽しみたいと思います。
最後までお読みくださりありがとうございます。

綿棒でバッキーボールの製作

育児のため家にいる時間が長くなりました。

子供との時間は楽しいですが、外出できず引きこもり生活のため少し退屈でもあります。
そこで、小学生ぶりに工作をしました。
 
 
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正五角形と正六角形の32面からなる、通称「バッキーボール」というものです。棒の部分はすべてベビー用綿棒を使用しています。スマホのライトを上向きにしてその上に置いたら、ちょっと幻想的な雰囲気になりました。黙々と綿棒同士を接着させていると心が静まってきて、癒し効果があるかも。

親がすべきことは、子供に寂しい想いをさせないこと。

 
妻を事故で亡くしシングルファーザーとなった父親と、その一人息子の成長と息子を囲む人々の関わりを描いた作品です。
 
自分自身も子供を授かり、駆け出しの父親となった今、胸に染みる話でした。親が子供にしてやらなければならないことは一つだけであり、それは「子供に寂しい想いをさせないこと。親は子供の寂しさを呑み込む海になれ。」と出てきます。育児をしていると、つい「自分が子供を育てている」という感覚になってしまい、育児を重荷に感じてしまいます。でも、この小説を読み「親は子供に育ててもらっており、子供は自分で成長していく。」という考え方があることにも気づき、背負いこんでいた育児への荷が少し軽くなった気がしました。
 
父親も子育てに参加しようという発想や、イクメンという言葉が、この小説を読むと安っぽい響きに感じてしまいました。子供がいて隣に父親がいるのが自然なのです。そして、父親というのは、血のつながりという理屈で繋がれただけのものではないのかもしれない。子供のそばで、子供のことを一番想っている人こそが父親だと思います。
私の息子も生後2か月となりました。
 
これから長い年月をかけて成長を見届けるのが楽しみで仕方がありません。
最後までお読みくださりありがとうございます。

子連れ職場訪問

もうすぐ2か月になる子供と妻を連れて、私の職場へ行ってきました。
 
いつもの職場であるのに、とても緊張しました。現在育児休業中で、数カ月という長期で仕事を休んだことのない私にとっては、すべてが初めての経験です。その一つが子連れで職場を訪問することです。
 
なぜ職場訪問しようと思ったかと言いますと、職場との縁が切れてしまうことが怖かったからです。そして、切れてしまった場合にその職場へ復帰するのはもっと怖かったからです。
私は自分が精神的に決してタフではないことを知っています。だから、いかにそのストレスを事前に軽減できるかという事に対して、ものすごく頭を使って対策をしています。
 
実際、職場を訪問してみて良かったと思いました。あれこれ悩むより、顔を合わせて言葉を交わすことで、必要以上の不安にかられなくなりました。何より、子供と妻が一緒なら勇気100倍です(笑)「子は鎹(かすがい)」と言われますが、まさにその通りで、職場でもすでにアイドル的な扱いを受けていました。感謝です。
 
職場訪問した際に、私が所属するグループメンバーあてにA4で2枚程度ですが手紙を渡してきました。内容は、私の現在の状況、職場の方々への感謝、これからの抱負についてです。ストレス軽減にどの程度の効果があるかは分かりませんが、今自分にできることを考え、思いついたらまずやってみることは決して無駄にならない。
 
「何も言わなくても察してくれるだろう。」
 
この言葉を私は信じていません。相手に自分を知ってもらいたいなら、言葉にし行動を起こすことが必要です。
 
子供の眠りが浅くなってきたようで唸り始めましたので、この辺で終わります。
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男性の育児休業は「海外留学」と考える。

育児休業(育休)に対する意識は、世代によっても大きく認識が異なるところだと思います。その中で育休を「仕事を休んで家にいること」と思っている人、じつは多いのではないでしょうか。私もはじめそう考えていた一人です。そして、育休が取りにくい理由は、「仕事を休んで家にいること」に対する罪悪感が関係していると考えるようになりました。もし、有給休暇ですら取得しにくいと感じている人であれば、育休はそれ以上に高いハードルであると思います。
 
そこで、発想を変えて、「スキルアップのためお金を払って海外留学する」という意識で育休を考えるのはどうでしょうか。
 
自宅に24時間生まれたての子供と家で過ごしてみてください。これまで仕事人間であった人ならば、そのカルチャーショックは外国にきたぐらいの感覚を覚えるはずです。
一例をあげると、
 
・時間の流れがゆっくりに感じる
・子供が最重要顧客という認識が必要
・ある意味で長時間労働?育児は毎日24時間労働である
・自分の時間は細切れにしか作れない
・授乳という最強の育児奥義を使えない男の性を痛感
・娯楽がテレビやネットに依存
・通販最強
・孤独な自己学習は楽ではない
・家事をやっても評価はされない現実を知る
・言葉が通じない相手と過ごすための自制心が鍛えられる
・目や声や表情など、細かな仕草から相手の感情を読み取るトレーニングになる
・言語コミュニケーションに飢えてくる、言語コミュニケーションの大切さに気付く
・妻に育児を任せきりにすることのリスクが分かる
・子供を通して人間の生理現象について理解が深まる
・いい歳になって、まだ世の中に知らないことが沢山あることに気づく。
 
育休期間は、自らの新たな学びの時間となる。そして、何のために働いているか、を見直すきっかけになる。
最後までお読みくださりありがとうございます。

家族の役割分担は、「野球型」から「サッカー型」へ。

私は、家族は一つのチームであると考えています。チームにおいては、求められる成果を出すためにメンバーで役割分担をすることになります。そして、メンバーの役割分担は、職場や学校等の所属する環境はもちろん、出世・子育て・受験などによるライフスタイルによって変化します。

 

これまでは、サラリーマンの夫が外で仕事をし、専業主婦の妻は家事をしながら子育てする、というのが典型的な役割分担であったと思います。しかし、この場合の夫と妻の負担はライフステージにおいて変化しているはずです。例えば、子育ては子供が小さいうちは負担が大きいですが、大きくなれば徐々に軽減されるでしょう。また、仕事においては配属される部署や役職によって、業務量や責任の大きさも変化するため負担も変化するでしょう。つまり、家族というチームで公平に負担するのであれば、役割を固定化せず柔軟に変化させることが大切だと思います。

 

家族というチームにおける公平な役割分担を考えるイメージとして、従来の役割分担を「野球型」と例えるなら、これからは「サッカー型」(又は「バスケット型」でも構いません)であると考えます。

 

「野球型」の役割分担の特徴としては、メンバーが「ピッチャー」「キャッチャー」「ショート」など基本的にその役割しか行わないこと、攻撃と守備の入れ替えがはっきりしており状況に関わらず一定の間隔で固定した役割がまわってくること、自らの役割に特化した職人的の働きが評価される、などが挙げられます。

 

一方で「サッカー型」の特徴としては、「フォワード」「ミッドフィルダー」「ディフェンダー」などのポジションは決まっているが基本的にメンバー全員がすべての役割を担当すること、攻撃と守備が目まぐるしく入れ替わるので状況に応じて自分の役割が変化すること、すべてのポジションに満遍なく対応するオールラウンダーの働きが評価される、などが挙げられます。

 

子供が小さい時は子育ての負担が大きいため、夫も妻も子育てという役割に重きをおいた生活になるでしょう。一方、仕事で大きなプロジェクトを任された時は仕事に費やす労力が大きくなるため、仕事という役割に重きをおいた生活になるでしょう。ここで大事なことは、仕事と子育てどちらの負担が大きいかということではなく、チームにおける役割を固定化しないことであると考えます。そして、チームがいつでも互いの役割をフォローできるのが理想です。

 

家族というチームは、怪我や体調不良となっても残念ながら交代できる控え選手がいません。今いるメンバーで長い人生という名の試合を乗り切っていくのです。メンバーが互いに充実して幸せに過ごそうと思えば、時代の変化に対応できる柔軟で公平な役割分担と、常にメンバー同士でフォローし合えることが今後重要になるのではないでしょうか。

 

最後までお読みくださりありがとうございます。

育児休業(育休)をとって1か月過ごした感想

家事には自信がありました。子供も嫌いじゃない。

「妻に代わって何でもやろう!」と当初は意気込んでいました。そして、「仕事復帰した時にどう立ち回るか」という先のことばかりに頭を巡らせていました。

しかし、ようやく気付きました。料理・洗濯・掃除・ゴミ出し・買い出しなどの家事にはじまり、オムツ替え・お風呂・夜中の寝かしつけなどの新生児対応にいたるまで、これらすべてを自分ができたとしても、妻の代わりにはなれないという当たり前のことに。

妻は身体の不安を抱えながら10カ月近くの妊娠期間を経て、心身を削られるような壮絶な出産を乗り越えて、その傷も癒えないうちに母となり育児に取り組んでいる。スタートラインからして夫は周回遅れで、私はまず父になる心構えができていないなぁと思いました。

それが、育休をとり24時間妻と子供の3人で約1か月過ごした感想です。

そのことに気付いたとき、自分が意気揚々と育休をとって育休明けのことにも考えを巡らせていたことを少し恥じました。でも、同時に早く気付けて良かったとも思うので、やっぱり育休をとって良かったのかもしれない。

育児について、今の自分ができることなど限られている。自分はイクメンです、なんて口が裂けても言えない。ただ、今の自分にしかできない唯一のことがあるとすれば、それは妻の苦労や幸せを一番共感してあげられることだろう。そして、今はこれが一番大切なのかもしれないなあと思いました。

もうすぐ育休も2か月目に突入します。

様々な気づきや発見があると思いますので、その都度悩みながら前に進んでいければいいなと思います。

最後までお読みくださりありがとうございます。