育休を取ることは大したことじゃない。
綿棒でバッキーボールの製作
育児のため家にいる時間が長くなりました。
親がすべきことは、子供に寂しい想いをさせないこと。
子連れ職場訪問
男性の育児休業は「海外留学」と考える。
家族の役割分担は、「野球型」から「サッカー型」へ。
私は、家族は一つのチームであると考えています。チームにおいては、求められる成果を出すためにメンバーで役割分担をすることになります。そして、メンバーの役割分担は、職場や学校等の所属する環境はもちろん、出世・子育て・受験などによるライフスタイルによって変化します。
これまでは、サラリーマンの夫が外で仕事をし、専業主婦の妻は家事をしながら子育てする、というのが典型的な役割分担であったと思います。しかし、この場合の夫と妻の負担はライフステージにおいて変化しているはずです。例えば、子育ては子供が小さいうちは負担が大きいですが、大きくなれば徐々に軽減されるでしょう。また、仕事においては配属される部署や役職によって、業務量や責任の大きさも変化するため負担も変化するでしょう。つまり、家族というチームで公平に負担するのであれば、役割を固定化せず柔軟に変化させることが大切だと思います。
家族というチームにおける公平な役割分担を考えるイメージとして、従来の役割分担を「野球型」と例えるなら、これからは「サッカー型」(又は「バスケット型」でも構いません)であると考えます。
「野球型」の役割分担の特徴としては、メンバーが「ピッチャー」「キャッチャー」「ショート」など基本的にその役割しか行わないこと、攻撃と守備の入れ替えがはっきりしており状況に関わらず一定の間隔で固定した役割がまわってくること、自らの役割に特化した職人的の働きが評価される、などが挙げられます。
一方で「サッカー型」の特徴としては、「フォワード」「ミッドフィルダー」「ディフェンダー」などのポジションは決まっているが基本的にメンバー全員がすべての役割を担当すること、攻撃と守備が目まぐるしく入れ替わるので状況に応じて自分の役割が変化すること、すべてのポジションに満遍なく対応するオールラウンダーの働きが評価される、などが挙げられます。
子供が小さい時は子育ての負担が大きいため、夫も妻も子育てという役割に重きをおいた生活になるでしょう。一方、仕事で大きなプロジェクトを任された時は仕事に費やす労力が大きくなるため、仕事という役割に重きをおいた生活になるでしょう。ここで大事なことは、仕事と子育てどちらの負担が大きいかということではなく、チームにおける役割を固定化しないことであると考えます。そして、チームがいつでも互いの役割をフォローできるのが理想です。
家族というチームは、怪我や体調不良となっても残念ながら交代できる控え選手がいません。今いるメンバーで長い人生という名の試合を乗り切っていくのです。メンバーが互いに充実して幸せに過ごそうと思えば、時代の変化に対応できる柔軟で公平な役割分担と、常にメンバー同士でフォローし合えることが今後重要になるのではないでしょうか。
最後までお読みくださりありがとうございます。
育児休業(育休)をとって1か月過ごした感想
家事には自信がありました。子供も嫌いじゃない。
「妻に代わって何でもやろう!」と当初は意気込んでいました。そして、「仕事復帰した時にどう立ち回るか」という先のことばかりに頭を巡らせていました。
しかし、ようやく気付きました。料理・洗濯・掃除・ゴミ出し・買い出しなどの家事にはじまり、オムツ替え・お風呂・夜中の寝かしつけなどの新生児対応にいたるまで、これらすべてを自分ができたとしても、妻の代わりにはなれないという当たり前のことに。
妻は身体の不安を抱えながら10カ月近くの妊娠期間を経て、心身を削られるような壮絶な出産を乗り越えて、その傷も癒えないうちに母となり育児に取り組んでいる。スタートラインからして夫は周回遅れで、私はまず父になる心構えができていないなぁと思いました。
それが、育休をとり24時間妻と子供の3人で約1か月過ごした感想です。
そのことに気付いたとき、自分が意気揚々と育休をとって育休明けのことにも考えを巡らせていたことを少し恥じました。でも、同時に早く気付けて良かったとも思うので、やっぱり育休をとって良かったのかもしれない。
育児について、今の自分ができることなど限られている。自分はイクメンです、なんて口が裂けても言えない。ただ、今の自分にしかできない唯一のことがあるとすれば、それは妻の苦労や幸せを一番共感してあげられることだろう。そして、今はこれが一番大切なのかもしれないなあと思いました。
もうすぐ育休も2か月目に突入します。
様々な気づきや発見があると思いますので、その都度悩みながら前に進んでいければいいなと思います。
最後までお読みくださりありがとうございます。